次世代への継承
未来のために残すのは、仕組みと関係
環境を守る、という言葉は、しばしば「将来のため」と語られます。
しかし、次世代への継承とは、何かを保存することではありません。
継承されるのは「状態」ではない
山や川、海を、今の姿のまま残すことはできません。
自然は常に変わり続けます。
次世代に引き継ぐべきものは、
-
完成された環境
-
正解の形
ではなく、変化と向き合う力です。
人と自然の関係を渡す
次世代への継承で大切なのは、
-
山に人が入る理由
-
手を入れる意味
-
放置した結果
を、体験として知ることです。
知識だけでは、関係は引き継がれません。
仕組みがあれば、続いていく
個人の善意や努力だけでは、長く続きません。
-
誰かが関われる余地
-
無理なく続く形
-
役割が変わっても残る仕組み
こうしたものがあって初めて、次の世代が関わることができます。
継承は「教えること」ではない
次世代への継承は、
-
知識を一方的に渡す
-
正しさを押し付ける
ことではありません。
同じ現場に立ち、
-
一緒に考え
-
一緒に悩み
-
一緒に関わる
その中で、自然に引き継がれていきます。
「続けられる状態」を残す
次世代に残すのは、
-
立派な成果
-
完璧な環境
ではなく、また関われる余白です。
関われる場所があれば、循環は止まりません。
循環の未来は、次の手に委ねられる
山・里・川・海の循環は、一世代で完成するものではありません。
次の世代が、
-
自分たちのやり方で
-
自分たちのペースで
関われるようにすること。
それが、循環を未来へ渡すということです。
関連ページ
▶ 山から海へつながる循環の未来
▶ 流域という視点
▶ 循環が広がった先