放置
竹林

放置竹林とは何が問題か

放置竹林とは何が問題か

管理されなくなった竹林が引き起こす連鎖

かつて竹林は、生活資材や農業資材として定期的に管理される場所でした。

しかし現在、多くの地域で竹林は利用されず、管理もされない状態になっています。


竹は「止まらない」

竹は、地下茎によって横方向へ広がります。

  • 一度広がり始めると止まりにくい

  • 森林や農地へ侵入する

  • 人の手が入らないほど密集する

放置=拡大を許す状態です。


森林の機能が失われる

竹林が拡大すると、周囲の環境は大きく変わります。

  • 下草が育たない

  • 落ち葉が堆積せず、土が痩せる

  • 保水力が低下する

結果として、本来の森林が持っていた役割が弱まります。


土砂・水の問題につながる

竹は根が浅く、広葉樹林のように地面をしっかり支えません。

そのため、

  • 豪雨時の表土流出

  • 斜面の不安定化

  • 下流への影響

といった問題が起こりやすくなります。


獣害の温床になる

放置竹林は、野生動物にとって都合のよい環境になります。

  • 視界が遮られ、人が入りにくい

  • 移動経路・隠れ場所になる

  • 里へ下りる足場になる

これにより、獣害が発生しやすい構造が生まれます。


問題は「竹」そのものではない

ここで重要なのは、竹が悪者なのではないという点です。

問題なのは、

  • 利用されなくなったこと

  • 管理の担い手がいなくなったこと

  • 放置が続く構造

人との関係が切れたことにあります。


関連ページ

▶  竹林・獣害・雑草という「地域課題」

▶  獣害が起きる構造

▶  雑草・耕作放棄地の実態

▶  課題が連鎖する理由


目次